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1200万円を渡してしまった!-ロマンス詐欺の全容

こんにちは。全国対応の【総合探偵事務所GriT’s】です。


■ 依頼者の背景|「一人で抱えてきた。限界だった」

依頼者は三田市在住の50代女性。 離婚後、子どもたちが独立してからは 一人暮らしを続けていた。

「寂しいというより、 誰かと話せる関係が欲しかった。 恋愛というより、対等に話せる人間関係を求めていた」

マッチングアプリを始めたのは、 知人に勧められたのがきっかけだった。

「婚活というより、友達感覚で使ってみた。 まさかこういうことになるとは、思ってもみなかった」


■ 男性との出会い|「誠実で、落ち着いていた」

アプリを始めて間もなく、 一人の男性からメッセージが届いた。

プロフィールには、 50代・会社経営・海外在住と記載されていた。

「最初のメッセージが、他の人と全然違った。 丁寧で、知的で、押しつけがましくなかった」

やり取りが始まると、 毎日欠かさず連絡が来た。

「おはようと言ってくれる。 体調を気にしてくれる。 仕事の話を聞いてくれる。 こんなに自分のことを大切にしてくれる人が現れるとは思わなかった」

2ヶ月ほどで、 アプリ外のSNSへ連絡を移行。 「好きだ」「将来一緒にいたい」という言葉が届くようになった。

「会いたい、と何度も言った。 でも、『仕事が落ち着いたら必ず会いに行く』という答えが続いた」


■ 最初の金銭要求|「ビジネスの話から始まった」

関係が深まって3ヶ月ほど経った頃、 男性から「一緒にビジネスをしたい」という話が来た。

「海外での投資案件に参加すれば、 大きなリターンが見込める。 一緒にやらないか」

という内容だった。

「最初は断った。投資の知識もないし、と」

しかし男性は、

「僕が全部管理するから、あなたは資金を出すだけでいい。 僕を信頼してほしい」

と言い続けた。

「信頼していた。だから、送ってしまった」

最初の送金額は80万円だった。


■ 被害の拡大|「送るたびに、理由が変わった」

最初の80万円を送ると、 「ありがとう、もうすぐ会いに行ける」という連絡が来た。

しかし返金はなく、 1ヶ月後に新たな要求が届いた。

その後の要求の理由は、毎回異なっていた。

  • 「投資の手数料が必要になった」
  • 「税金の支払いが発生した」
  • 「日本に来るためのビザの手続き費用がかかる」
  • 「事業資金が一時的に必要になった」
  • 「あなたへのプレゼントを送るための関税費用」

「会いに来るための費用と言われると、 断ることができなかった。 プレゼントを受け取るために必要と言われると、 断ったら失礼かと思ってしまった」

送金のたびに、 「もうすぐ会える」「全部返す」という言葉が届いた。

しかし実際に会えることも、 返金されることも、一度もなかった。

依頼者が送金した総額は、 1200万円に達していた。


■ 依頼のきっかけ|「娘に話して、初めて現実が見えた」

依頼者が娘に打ち明けたのは、 また新たな送金を求める連絡が届いた時だった。

「娘に怒られると思っていた。 でも、怒るより先に泣いていた。 『お母さん、それは詐欺だよ』と言われた時、 初めてその言葉が自分の中に入ってきた気がした」

娘が調べるべきだと言い、 当社への依頼が届いた。


■ 調査の内容

今回の調査では、

  • 男性のプロフィール情報の真偽確認
  • 連絡に使用しているSNSアカウントの実態確認
  • 写真・プロフィールの流用・偽装の確認
  • 送金先の口座情報の確認
  • 類似手口の被害事例との照合

を中心に進めた。


■ 調査の結果|「プロフィールの全てが嘘だった」

【事実①】プロフィール写真は実在する別人のものだった

使用されていた写真は、 欧米系とみられる外国人男性の写真で、 ソーシャルメディア上に存在する別人の写真を 無断で使用したものだった。

「プロフィールに記載されていた年齢・職業・居住地は全て虚偽。 実在する人物とのやり取りではなかった」

【事実②】送金先は複数の口座を経由していた

送金先として指定された口座は、 複数の口座を経由して資金を転送する構造になっており、 最終的な受取人の特定を困難にしていた。

「国内外の複数の口座を経由するロマンス詐欺グループの手口と一致していた」

【事実③】同一グループによる複数の被害が確認された

調査の過程で、 同じ写真・同じ手口による被害が、 日本国内で複数確認されていた。

「組織的なロマンス詐欺グループによる犯行とみられ、 同一グループが複数の被害者を同時並行でターゲットにしていた可能性が高い」


■ 依頼者への報告|「あの人は、最初から存在していなかった」

報告書をお渡しした際、 依頼者はしばらく動けなかった。

「あの人は、最初から存在していなかったということか」

「毎日連絡をくれた。 体調を気にしてくれた。 全部、嘘だったということか」

しばらく沈黙した後、

「でも、これ以上送らなくて済んだ。 娘が止めてくれなかったら、まだ続けていた」

と話した。


■ 法的対応と今後の手続き

弁護士・警察への相談を並行して進めた。

  • 被害届の提出(詐欺罪)
  • 送金先口座情報の捜査機関への提供
  • SNSアカウントへの通報・凍結申請
  • 金融機関への相談(被害回復制度の確認)

「被害額の全額回収は困難な場合が多い。 しかし捜査への協力と証拠の提供が、 同様の被害者を出さないことにつながる」


■ ロマンス詐欺の特徴|「感情を利用した、巧妙な手口」

ロマンス詐欺は、 金銭的な要求の前に十分な「信頼の構築」が行われる点が特徴だ。

典型的な手口の流れとして、

  • 丁寧で誠実なメッセージで好印象を与える
  • 毎日の連絡・気遣いで情緒的な依存関係を作る
  • 「会いたい」という気持ちを利用した送金への誘導
  • 「投資」「ビジネス」という名目での資金の要求
  • 要求の理由を毎回変えることで、飽きさせず送金を続けさせる
  • ビデオ通話を求めると「環境が悪い」「カメラが壊れた」と回避する

という段階を踏む。

「相手が実在すると感じるほど丁寧に作り込まれた関係性が、 被害を拡大させる最大の要因だ」


■ 一人で抱え込まないために

依頼者が最後に話してくださった言葉が、印象に残っている。

「恥ずかしくて、誰にも言えなかった。 自分が騙されたと認めることが、つらかった」

「でも、娘に打ち明けた時に、 娘が怒るより先に心配してくれた。 その言葉で、初めて現実を見る気になれた」

「もっと早く話せばよかった。 一人で抱えていたから、ここまで大きくなってしまった」


■ まとめ

→ 「会ったことがない・本名が分からない」相手への送金は、ロマンス詐欺の典型的なパターンです。

→ 毎日の丁寧な連絡・気遣いが「信頼の構築」のための手口である場合があります。

→ 「投資」「ビジネス」「会いに来るための費用」という名目の送金要求は、詐欺のサインです。

→ 「恥ずかしい」「認めたくない」という気持ちが、被害を拡大させます。早めに家族・専門家に相談してください。まずはご相談ください。

大阪・京都・兵庫・奈良・和歌山など関西全域、愛知・岐阜・三重・静岡など東海全域で対応可能です。まずは無料相談からお気軽にご相談ください。私たち総合探偵事務所GriT’sは、ご相談者様の気持ちに寄り添い、安心できる未来のために全力でサポートいたします。

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