頼りにしていた中堅社員!-でも本当の姿は⁉
こんにちは。全国対応の【総合探偵事務所GriT’s】です。
今回は、「中堅社員の素行に疑問を感じた経営者が調査を依頼した結果、深刻な借金問題が発覚した」という、京丹後市内の建設会社からのご依頼による実例をご紹介します。
■ ご依頼の背景|「10年一緒にやってきた社員が、変わってしまった」
ご依頼いただいたのは、
京丹後市内で外壁工事・塗装工事を専門とする建設会社の代表(50代男性)でした。
問題となったのは、
入社10年目の30代男性社員でした。
- 高校卒業後に入社した、生え抜きの職人
- 外壁塗装の技術者として、現場を取り仕切る立場
- 後輩の指導も任されており、会社の中核を担う存在
- 取引先・施主からの評判も良く、信頼されていた
そんな社員に、
約1年前から変化が現れ始めました。
【変化①】現場での集中力の低下
- 施工中にミスが増えてきた
- 以前は細部まで丁寧に仕上げていたのに、雑になる場面が出てきた
- 「急いで終わらせようとしている感じがある」と後輩から報告が入るようになった
【変化②】給料日前後の態度の変化
- 給料日の数日前になると、表情が暗くなる
- 給料日の翌日は少し表情が明るくなる
- 「お金に困っているのでは」という印象を持つ社員が出てきた
【変化③】個人の携帯電話への着信が増えた
- 現場作業中にもかかわらず、個人の携帯に頻繁に着信がある
- 着信があるたびに作業を止めて、離れた場所で電話に出る
- 戻ってきた後、表情が硬くなっていることが多かった
「これは普通じゃない。何かあると思った」
当社へご依頼いただきました。
■ 調査の方針|「勤務中の行動・生活実態・金銭状況を確認する」
今回の調査では、
- 現場作業中の不審な電話の内容・相手の確認
- 勤務時間外の行動実態
- 金銭状況・借金の有無の確認
- 生活実態の把握
を中心に進めました。
■ 調査開始|勤務中の行動を確認
現場作業中に個人の携帯に着信があった際の行動を確認しました。
対象社員は現場から少し離れた場所で電話に出ており、
声のトーンや表情から、
督促の電話とみられる内容であることが確認されました。
■ 退勤後の行動|「複数の金融機関を回っていた」
退勤後の行動を確認すると、
- 月に複数回、消費者金融・カードローン会社の窓口を訪問していることが判明
- 京丹後市内だけでなく、豊岡市・宮津市の金融機関にも足を運んでいた
- ATMでのキャッシングも頻繁に行っていた
■ 借金の全容|「複数の金融機関からの借り入れが判明」
調査を深めると、
- 消費者金融3社・カードローン2社からの借り入れが確認された
- 借入総額は推計で200万円を超える可能性がある
- 給料の大半が返済に充てられているとみられる
- 返済が滞り始めており、督促の電話が頻繁にかかっていた
借金の原因についても調査すると、
- 数年前から競馬・競艇などの公営ギャンブルへの傾倒が確認された
- 最初は少額だったが、損失を取り返そうとして借金が膨らんだとみられる
- 現場でのミスが増えたのも、精神的なプレッシャーが原因とみられる
■ 調査結果|代表へのご報告
報告書をお渡しした際、
代表は複雑な表情で話されました。
「10年一緒にやってきた。現場を任せてきた。それだけに、つらい」
「でも、現場でのミスが増えているのは、施主さんへの責任問題になる。放置できない」
「早く教えてくれていたら、もっと早く助けられたかもしれない」
■ 会社としての対応|「本人と正直に話し合った」
代表は、
調査の内容を直接告げることなく、
「最近、現場でのミスが気になっている。何か困っていることはないか」
という形で本人と面談を行いました。
本人はしばらく沈黙した後、
「実は、借金がかなり膨らんでいて。返済が追いつかなくなってきていて」
と、初めて本音を話しました。
借入総額・返済状況を詳しく確認すると、
- 合計約230万円の借り入れがあった
- 毎月の返済額が給与の7割近くを占めていた
- 日々の生活費にも事欠く状況になっていた
会社としての対応として、
- 法律事務所への相談紹介(債務整理・個人再生の可能性を検討)
- 給与の一部を前払いする形での緊急支援
- 現場の責任者から一時的に外し、精神的な負荷を下げる配置変更
- 顧問社会保険労務士との連携
を進めました。
しかし本人は、
「会社に迷惑をかけすぎた。自分で解決しながら、別の場所で出直したい」
という意思を示し、
最終的には円満な形での退職となりました。
■ 代表が後に話してくださったこと|「早く気づいていればよかった」
「現場のミスが増えた時点で、もっと丁寧に向き合うべきだった」
「職人は弱音を吐かない。だから、サインを見逃しやすい」
「調査で事情が分かったから、感情的にではなく冷静に向き合えた。それが良かった」
■ 建設業・職人の世界での問題|「弱音を吐けない文化が、問題を深刻化させる」
建設業・職人の世界では、
- 「自分のことは自分で解決する」という気質が強い
- 金銭的な困難を職場に相談することへの抵抗感が大きい
- 問題を一人で抱え込むうちに、深刻化してしまうケースが多い
👉 現場でのパフォーマンスの低下は、
個人的な問題のサインである場合があります。
■ まとめ
→ 現場でのミスの増加・給料日前後の態度変化は、個人的な問題のサインである可能性があります。
→ 勤務中の不審な電話・離席は、督促の電話である場合があります。
→ 早期発見・早期対応が、社員の深刻な状況悪化を防ぎます。
→ 「叱る前に、まず理由を知る」という姿勢が、信頼関係を守りながらの解決につながります。
→ 「何かおかしい」と感じた時点で、まずはご相談ください。
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