素行調査

信用していた部下の裏の顔とは?
依頼の背景
依頼者のCさん(50代・会社経営者)は、都内で複数の飲食店を経営している実業家。最近、店舗の売上が伸び悩んでいるにもかかわらず、店の管理を任せている店長(D氏・30代)の私生活が派手になっていることに疑問を抱き、当探偵事務所に相談に来られました。
Cさんが不審に思った点は以下のとおりです。
•「D氏の身なりが急に派手になり、高級時計やブランド品を身につけるようになった」
•「仕事中に頻繁に外出するようになり、戻りが遅くなることが増えた」
•「店の売上が減少しているのに、D氏の生活水準は明らかに上がっている」
•「周囲のスタッフの話では、D氏が店の売上金を管理している時間帯に、不審な動きがあるようだ」
CさんはD氏を信じたい気持ちはあるものの、「このままでは会社が危うくなるかもしれない」と不安を抱え、 「事実を明らかにしたい」 との思いで素行調査を依頼されました。
調査の開始
調査はD氏の勤務状況、外出先、プライベートでの行動を重点的に確認する形で進めることにしました。
調査1日目:勤務中の行動を追跡
D氏は店の開店準備を行った後、一旦外出。「仕入れに行く」と言っていましたが、向かったのは パチンコ店 でした。
1時間ほど滞在した後、店を出ると、再び別の 競馬場 へ移動。ここで数時間滞在し、競馬を楽しんでいる様子を確認しました。結局、仕入れには行かず、店には予定より2時間遅れて戻りました。
この時点で、 業務時間中に私的な時間を過ごしている ことが判明しました。
調査3日目:金銭の流れを調査
D氏は閉店後のレジ締めを担当しており、売上金の管理を任されていました。
深夜0時ごろ、店の売上を持って退勤したD氏を尾行すると、途中で一度コンビニへ立ち寄り、その後 個人経営のバーへ入店。ここで店のオーナーと親しげに会話し、封筒を渡す様子が確認されました。
このバーは、D氏が最近頻繁に出入りしている場所であり、調査を進めると D氏がここで売上金を流用し、借金返済のために使用していた可能性が浮上 しました。
調査5日目:私生活の実態
業務時間外のD氏の生活を調査した結果、 毎週のようにギャンブル施設に通い、キャバクラやバーで散財している 様子が確認されました。
また、D氏には 複数の女性との交際歴があり、それぞれに「経営者の右腕」と嘘をつき、豪遊していた ことも発覚しました。
調査結果と依頼者の決断
D氏の行動をまとめた報告書をCさんに提出しました。証拠となる写真・映像を交え、以下の事実を報告しました。
•勤務時間中にパチンコや競馬に興じていた
•売上金の一部を横領し、個人の遊興費や借金返済に流用していた可能性
•高級バーやキャバクラでの浪費、複数の女性との交際
この報告を受け、CさんはD氏を直接問い詰めたところ、 D氏は売上金の一部を使い込んでいたことを認め、解雇 となりました。さらに、法的措置を取るべく、弁護士を通じて横領分の返還を求める手続きを進めることにしました。
Cさんは 「長年信頼していた部下の裏の顔を知ることになったのは辛いが、早めに気づけてよかった」 と語り、今回の調査結果に満足されました。
まとめ:素行調査の重要性
今回の事例のように、 「なんとなくおかしい」「以前と様子が違う」 という直感は、意外にも正しいことが多いです。
特に、従業員の不正や横領、不審な行動は、会社経営に大きな影響を与える可能性があります。
「信じたいけれど、何かがおかしい」と感じたときは、事実を明らかにすることが、最善の対策につながります。
当探偵事務所は、徹底した調査を行い、依頼者様が適切な判断を下せるようサポートいたします。素行調査のご相談は、お気軽にお問い合わせください。