川沿いの静かな町から、息子が突然消えた——うつ病と引きこもりの末に行方不明になった30代の息子を、母親が探した記録
こんにちは。全国対応の【総合探偵事務所GriT’s】です。
今回は、三重県扶桑町にお住まいのご相談者様からご依頼いただいた、人探し調査の例をご紹介します。
※個人情報保護のため、一部内容を変更しております。
【人探し調査の実例・感動と切なさの記録】
「扶桑町の静かな住宅街で、母と息子の二人暮らしが続いていた。引きこもりがちだった息子が、ある朝突然いなくなった。母親が当社に依頼してきた時、涙をこらえながら語った言葉が忘れられない」
■ プロローグ|「あの子は、ずっと苦しんでいた」
依頼者は扶桑町在住の60代女性。
息子(30代男性)との二人暮らしが、
10年以上続いていた。
息子は20代後半に職場でのトラブルをきっかけに
うつ病を発症し、
退職後は自室に引きこもる生活が続いていた。
「外に出られない日の方が多かった。
でも、週に何度かは私と話してくれた。
ご飯も一緒に食べることがあった。
それだけで、母親としては
救われていた部分があった」
「良くなってほしかった。
でも、急かすことが怖くて、
ただ隣にいることしかできなかった」
ある朝、
息子の部屋のドアをノックしても、
返事がなかった。
「珍しいことではなかった。
寝ているだけかと思っていた」
しかし昼になっても、
夕方になっても、
息子の気配がなかった。
ドアを開けると、
部屋はきれいに片付けられていた。
「引き出しの中が、
いつもより整理されていた。
スマートフォンが、机の上に置いてあった」
「スマートフォンを置いていった。
それが、一番怖かった」
当社への依頼が届いた。
■ 調査の方針|「心の状態を踏まえた、慎重な捜索」
うつ病・引きこもりからの失踪は、
通常の人探しとは異なる配慮が必要だった。
「まず最も心配されるのは、
本人の安全だ。
所在確認と並行して、
精神的な危機状態にないかの確認を最優先とした」
「本人が自発的に連絡を絶った場合、
強制的な接触はかえって逆効果になることがある。
所在が確認できた時点での対応について、
依頼者と十分に協議する必要があった」
交通機関の利用履歴、
ATMの利用記録、
SNSの最終ログイン時刻など、
入手できる情報を全て確認した。
「スマートフォンを置いていったことで、
通常のSNSや電話での追跡が困難だった。
しかし、現金を引き出した記録から、
移動方向の手がかりが得られた」
■ 調査の進展|「息子は、一人で歩いていた」
調査開始から1週間後、
扶桑町から離れた場所の
コンビニの防犯カメラに、
息子とみられる人物が映っていることが
地域住民の協力を通じて確認された。
「映像を確認すると、
顔つきはやつれていたが、
自力で歩いており、
緊急の危機状態ではないとみられた」
さらに追跡を続けると、
息子が公共施設の近くに設置された
ベンチに座っている様子が確認された。
「調査員が遠くから確認した。
本人は一人で座り、
ぼんやりと空を見ていた」
■ 依頼者への報告と、接触の判断
「生きていることが確認されました」
その言葉を聞いた依頼者は、
電話口で泣き崩れた。
「良かった。生きていてくれた。それだけでいい」
しばらく泣いた後、
依頼者は聞いた。
「会いに行っても、いいですか」
「それは、依頼者様に判断していただく必要があります。
ただ、一つだけお伝えすると、
息子さんがスマートフォンを置いていったのは、
追いかけてきてほしくないという
意思表示である可能性があります。
接触の際は、
責めるのではなく、
ただそこにいるだけ、というスタンスが
大切かもしれません」
依頼者は会いに行くことを選んだ。
息子と会った日のことを、
後に話してくれた。
「声をかけたら、振り返って、
しばらく何も言わなかった。
でも、泣き出した。
私も泣いた。
二人でしばらく泣いていた」
「帰ろう、とだけ言った。
息子は、うん、と言ってくれた」
■ その後
息子は母親と共に帰宅し、
その後、精神科への受診を再開した。
「すぐに良くなるとは思っていない。
でも、また隣に戻ってきてくれた。
それだけで、今は十分だ」
■ まとめ
→ うつ病・引きこもりを抱える方の失踪は、まず安全確認が最優先です。
→ スマートフォンを置いていく行為は、連絡を断つ意思表示の場合があります。強制的な接触には慎重な判断が必要です。
→ 「生きているかどうか確認したい」という気持ちだけで、依頼していただいて構いません。まずはご相談ください。
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