人探し

30年前に別れた初恋の人を探して
■ 依頼内容
依頼者:50代男性(東京都在住)
調査対象者:30年前に交際していた女性(旧姓のみ判明)
依頼者のAさんは、30年前に交際していた初恋の女性・Bさんを探したいということで当探偵事務所にご相談にいらっしゃいました。
「30年も前のことなので、見つかる可能性が低いのは承知しています。ただ、どうしても彼女に伝えたいことがあるんです」とAさんは真剣な表情で話されました。
AさんとBさんは、20代の頃に同じ職場で働き、数年間交際していました。しかし、お互いの仕事の都合で遠距離恋愛になり、次第に連絡が減り、自然消滅してしまったそうです。Aさんはその後、結婚して家庭を持ちましたが、数年前に離婚。ふと昔のことを思い返すうちに、Bさんのことが気になり始めたとのことでした。
「彼女が今、幸せに暮らしているのかどうか、それだけでも知りたいんです」
Aさんは、Bさんの旧姓と、当時住んでいた地域、勤務していた会社の情報しか持っていませんでした。30年という時間が経過しており、結婚して名字が変わっている可能性もあるため、調査は困難を極めることが予想されました。
■ 調査開始
1.過去の勤務先からの手がかり
まず、Bさんが当時働いていた会社の記録を調べました。その会社はすでに倒産しており、公式な従業員リストを入手することはできませんでした。しかし、当時の同僚と連絡が取れそうな人物を探し、慎重にコンタクトを取ることにしました。
2.旧住所の周辺調査
Aさんが知っていたBさんの旧住所をもとに、近隣の住民に話を聞きました。しかし、30年という時間の経過により、近所の住民もほとんど入れ替わっており、有力な情報は得られませんでした。
3.戸籍や住民票の調査(合法範囲内)
探偵業法に基づき、正当な手段での情報収集を進めました。婚姻記録や転居履歴をたどることで、Bさんが結婚し、現在の姓が変わっていることが判明しました。さらに、現在の居住地域の特定にも成功しました。
4.SNS・インターネット検索
現在の名前が分かったことで、SNSやネット上の情報を調査しました。その結果、Bさんが趣味のサークルに参加していることが判明し、そこから現在の活動状況を把握しました。
■ 調査結果
Bさんは現在、関東地方のとある都市で暮らしており、家庭を持っていることが分かりました。Aさんの希望により、Bさんの詳細な住所や連絡先はお伝えしませんでしたが、「Bさんが元気に暮らしている」という情報をお伝えしたところ、Aさんは安堵した表情を浮かべました。
「会うことは難しくても、元気でいると分かっただけで十分です。本当にありがとうございました」
Aさんはそう言って、深々と頭を下げられました。
■ まとめ
今回の調査では、30年という長い時間の経過がある中で、わずかな手がかりから調査を進め、対象者の現在の状況を特定することができました。人探し調査は、情報の少なさや時間の経過による困難が伴いますが、適切な手法を用いれば可能性は十分にあります。
「昔の友人にもう一度会いたい」「初恋の人が今どうしているのか知りたい」など、人探しに関するご相談がございましたら、ぜひ当探偵事務所にご相談ください。お客様のご希望に沿った形で、誠心誠意調査いたします。