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人探し

30年前に生き別れた兄を探して

依頼内容:音信不通の兄を探したい

依頼者のTさん(50代・男性)は、30年以上前に生き別れた兄(当時20代後半)を探したいという相談で当探偵事務所に訪れました。

Tさんの兄であるKさんは、家族と折り合いが悪く、20代の頃に家を飛び出して以来、まったく連絡が取れなくなっていました。当時は「そのうち戻ってくるだろう」と考えていた家族でしたが、何年経っても消息がつかめず、いつの間にか「どこかで元気に暮らしているのでは」と半ば諦めの気持ちを抱くようになっていました。

しかし、最近になってTさんの母親が体調を崩し、「生きているうちにKに会いたい」と口にするようになったことで、Tさんは改めて兄を探す決意をしました。しかし、30年以上の歳月が経っており、知人や親戚に聞いても手がかりはなく、個人で探すのは難しいと感じ、当事務所へ依頼されました。

調査開始:わずかな手がかりからの捜索

Tさんから提供された情報は、

•兄の フルネーム(ただし、改名の可能性もあり)

•生年月日

•兄が家を出る前に働いていた 会社名(すでに倒産)

•当時住んでいた 住所(賃貸アパートで現在は取り壊し)

のみでした。

兄が30年以上も前に家を出たことを考えると、名前が変わっていたり、住まいが何度も変わっていたりする可能性があり、簡単には見つからないことが予想されました。しかし、可能性を一つずつ丁寧に探るため、以下の方法で調査を進めました。

1.古い住民票や戸籍の調査

•役所の情報を調べ、兄が転居した形跡を追跡。

2.勤務先の関係者への聞き込み

•兄が働いていた会社は倒産していましたが、元同僚や関係者が他の会社で働いている可能性を考慮し、関連する企業や業界関係者への聞き込みを実施。

3.SNS・インターネットでの検索

•兄の名前や生年月日、過去の住所に関連する情報がないか、SNSやインターネットでの調査を行いました。

4.全国の公共機関への情報提供依頼

•兄が過去に公的な手続きを行っている可能性があるため、関係機関での照会を進めました。

ついに見つかった兄の足跡

調査を進める中で、ある自治体の戸籍記録から、兄が過去に転居届を出していたことが判明しました。しかし、その後の転居先までは分からず、そこで情報が途絶えてしまいました。

次に、兄の過去の勤務先の関係者をたどる調査を行ったところ、元同僚の一人が「Kさんなら、15年ほど前に○○県で小さな工場を経営していたはず」との情報を提供してくれました。

すぐにその地域での調査を開始。実際に該当する工場を訪れたところ、すでに閉業していましたが、近隣の住民の証言から「数年前までKさんがそこで働いていた」という情報を得ることができました。さらに、最近になってKさんが近くのアパートに住んでいたことが分かり、住所を特定することに成功しました。

再会とその後

調査結果をTさんに報告し、本人が直接兄に会うことを決意しました。Tさんは兄の住所を訪れ、ドアをノックしました。すると、中から出てきたのは、まさに30年以上会っていなかった兄Kさんでした。

最初こそ驚いた様子のKさんでしたが、Tさんが「母さんが、どうしても会いたいと言ってるんだ」と伝えると、目に涙を浮かべ、「ずっと気になっていたけど、今さら戻れないと思っていた」と話しました。

その後、Tさんは兄を実家に連れて行き、母親との再会を果たしました。母親は涙を流しながら兄を抱きしめ、「ずっと会いたかった」と言葉を絞り出しました。

現在、Kさんは定期的に実家を訪れるようになり、家族関係を修復しつつあります。

探偵事務所からのメッセージ

長い年月が経っていても、大切な人を見つけることは決して不可能ではありません。

「昔の友人にもう一度会いたい」

「生き別れた家族が今どこでどうしているのか知りたい」

「突然いなくなった親族を探したい」

そんな願いを持つ方は、ぜひ一度ご相談ください。私たちは、ご依頼者様の想いを大切にしながら、真実を明らかにするお手伝いをいたします。

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