人探し

失踪した息子の行方を追う人探し調査
依頼内容
依頼者のT様(50代・女性)は、3年前に突然行方不明になった息子(Kさん・当時28歳)を探してほしいと当社に相談されました。
Kさんは大学卒業後、都内の企業に就職し、一人暮らしをしていました。しかし、ある日を境に突然家族との連絡が途絶え、アパートも退去済みになっていました。警察には失踪届を提出していたものの、事件性がないとの判断から捜索は進んでおらず、家族は長年、何の手がかりも得られずにいました。
Kさんは特にトラブルを抱えていた様子もなく、家族仲も良好だったため、なぜ突然いなくなったのかが分からず、T様は深い心配と不安を抱えていました。
「生きているのか、元気でいるのか、それだけでも知りたい」
T様の切実な願いを受け、当社はKさんの行方を追う調査を開始しました。
調査の進め方
① 基礎情報の収集・整理
まず、Kさんの過去の生活や交友関係について詳しくヒアリングを行いました。
•失踪前の行動パターン
•友人や職場の同僚との関係
•失踪直前に起こった変化(仕事のトラブル、恋愛関係など)
T様から提供された情報をもとに、Kさんの過去のSNSや、交友関係の履歴を調査しました。すると、失踪直前にSNSアカウントを削除していたことが判明しました。
また、Kさんの銀行口座の利用履歴も確認したところ、失踪直前にまとまった現金を引き出していたことが分かり、計画的な失踪の可能性が浮上しました。
② 目撃情報の収集(聞き込み調査)
Kさんが住んでいたアパート周辺、勤務先、よく訪れていた飲食店などで聞き込みを実施しました。その結果、失踪直前にKさんが「遠くに行くかもしれない」と知人に話していたことが分かりました。
また、勤務先の同僚の証言から、Kさんが仕事のプレッシャーを感じており、精神的に疲れていた可能性があることも分かりました。
③ デジタル調査(OSINT)
Kさんの名前や過去のSNSアカウント、ハンドルネームをもとに、インターネット上での足跡を追跡しました。SNSアカウントは削除されていたものの、過去の投稿のキャッシュや、関係のあった知人のアカウントを分析することで、Kさんが「新しい生活を始めたい」という趣旨の投稿をしていたことが確認されました。
さらに、Kさんが過去に利用していた掲示板の書き込みから、特定の地方都市に興味を持っていたことが判明し、調査対象を絞り込みました。
④ 現地調査
Kさんが関心を持っていた地方都市に調査員を派遣し、駅周辺やネットカフェ、シェアハウス、安宿などを中心に調査を行いました。その結果、Kさんと似た特徴の男性を見たという証言が得られました。
さらに、現地のアルバイト求人情報などを調査したところ、Kさんの特徴と一致する人物が、短期間だけ飲食店で働いていたことが分かりました。しかし、その後すぐに辞めており、再び行方が分からなくなっていました。
⑤ 追加調査と接触
調査範囲を広げ、周辺のシェアハウスや住み込みの仕事がある施設を中心に調べたところ、Kさんのものと思われる氏名で住み込みの仕事に応募していた記録を発見しました。
調査員が慎重に接触を試みたところ、本人であることが確認できました。Kさんは、仕事のプレッシャーや将来への不安から、家族や知人と距離を置くために意図的に姿を消していたことが分かりました。
調査結果と依頼者への報告
当社はKさんの所在を確認し、T様に報告しました。ただし、Kさんは「すぐには家族に会いたくない」という意向を示していたため、T様にはKさんが無事であること、現在の状況を伝え、Kさんの意思を尊重する形で慎重に対応しました。
その後、T様は時間をかけてKさんと手紙でやり取りを始め、最終的にKさんは家族と再会することを決意しました。
調査の影響とその後
KさんとT様は、3年ぶりの再会を果たしました。すぐに元の生活に戻ることは難しいものの、Kさんは家族との関係を再構築し、少しずつ前向きな気持ちを取り戻していきました。
T様からは、「生きていてくれただけで十分です。これからは少しずつ関係を築いていきます」と感謝の言葉をいただきました。
人探し調査の重要性
大切な人が突然いなくなってしまったとき、家族や友人の力だけで探すのは困難です。失踪の理由はさまざまですが、「生きているのか知りたい」「無事ならそれだけでいい」という切実な想いを抱える方は少なくありません。
当社では、経験豊富な調査員が、行方不明者の足取りを徹底的に追跡し、家族のもとへとつなぐお手伝いをいたします。
まずはご相談ください。
長年の経験と実績を活かし、あなたの大切な人を見つけ出すために全力でサポートいたします。