企業調査

契約前に発覚した取引先の隠された実態
依頼内容:新規取引先の信用調査をしたい
依頼者のA社(中堅メーカー・代表取締役B氏)は、新規取引を検討しているX社について信用調査を依頼されました。X社は近年急成長を遂げており、特に新規事業の分野で業績を伸ばしていると評判の企業でした。A社はX社と数千万円規模の契約を締結する予定でしたが、B氏は「急成長している企業だからこそ、本当に信頼できるのか慎重に見極めたい」と考え、当探偵事務所に調査を依頼されました。
B氏が特に気にしていたのは以下の点でした。
•X社の 経営状態は本当に安定しているのか?
•X社の 過去の取引実績に問題はないか?
•代表者や幹部に トラブルの経歴がないか?
調査開始:表には出ない企業の実態を探る
まず、X社の基本情報を調査しました。登記情報、財務状況、過去の決算データ、公開されている業績報告書などを確認したところ、特に目立った異常はなく、業績も順調に推移しているように見えました。しかし、表面的な情報だけでは判断できないため、さらに踏み込んだ調査を実施しました。
① 取引先や関係者への聞き込み調査
過去にX社と取引のあった企業数社に対して、独自のルートを使ってヒアリングを行いました。すると、意外な事実が判明しました。
•X社は「支払い遅延」が頻発している
•取引先への未払い金がある
•ある企業は「X社とは二度と取引したくない」と証言
この時点で、X社の資金繰りに問題がある可能性が浮上しました。
② 代表者・幹部の素行調査
次に、X社の代表者および幹部の経歴を詳しく調べました。すると、代表者C氏は 過去に複数の会社を経営し、そのすべてが短期間で倒産している ことが判明しました。さらに、C氏は以前、他の企業から「詐欺的な手法で契約を結ばされた」と訴えられた過去もありました。
また、C氏のプライベートに関しても、
•高級車を乗り換えながら、実際には借金を抱えている
•反社会的勢力と関係がある人物と頻繁に接触している
といった情報が浮かび上がりました。
③ 内部関係者からの証言
さらに、X社の元従業員に接触し、内部の実態についてヒアリングを行いました。すると、次のような証言が得られました。
•経営状態は実際には悪化しており、資金繰りに困っている
•給与の未払いが発生している
•X社は「成功している会社」に見せかけるために粉飾決算をしている可能性がある
この証言を裏付けるために、X社の財務データをさらに精査したところ、一見黒字に見える決算報告の中に 不自然な数字の動き があることが確認できました。
調査結果の報告とA社の決断
調査結果をまとめ、A社のB氏に詳細な報告を行いました。
B氏は調査結果を見て驚愕し、「表向きの情報だけを見ていたら、X社と契約していたかもしれない」と語りました。特に、支払い遅延や粉飾決算の可能性、代表者C氏の過去のトラブル歴が明るみに出たことで、A社はX社との契約を白紙に戻すことを決定しました。
その後、X社は資金繰りの悪化が原因で経営が立ち行かなくなり、半年後には倒産。もしA社が契約を進めていたら、未払い被害に遭う可能性が高かったことが判明しました。
B氏は「今回の調査のおかげで、大きな損害を未然に防ぐことができた。本当に感謝している」と話されました。
探偵事務所からのメッセージ
企業間取引において、相手の企業の信用度を見極めることは極めて重要です。表面的な情報だけでは分からないリスクが潜んでいることも多く、取引を始めた後にトラブルに巻き込まれるケースも少なくありません。
こんな不安はありませんか?
① 新規取引先が本当に信頼できる会社か知りたい
②取引先の財務状況や経営状態に不安がある
③競合企業の動向や内部情報を調べたい
④会社の幹部や代表者の素行に問題がないか確認したい
当探偵事務所では、企業調査の専門チームが徹底的に調査を行い、信頼できる情報を提供します。
「大きな取引を前に不安がある」
「事前にリスクを回避したい」
そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。
私たちが、貴社の大切なビジネスを守るお手伝いをいたします。