宗教都市で起きた、衝撃の横領事件。信頼の名のもとに消えた1200万円――天理市で発覚した、長期横領の全容
こんにちは。全国対応の【総合探偵事務所GriT’s】です。
今回は、奈良県天理市にお住まいのご相談者様からご依頼いただいた、企業調査の例をご紹介します。
※個人情報保護のため、一部内容を変更しております。
信仰の街として知られる天理市の老舗企業で発覚した横領。『あの人に限って』という信頼が、確認を怠らせ続けた結果だった
■ プロローグ|「この街で30年、信頼されてきた社員だった」
天理市内で創業60年を超える
老舗の卸売業者。
依頼者はその二代目社長(50代男性)。
問題となったのは、
経理部門を長年一人で担ってきた
50代の女性社員だった。
「創業者である父の代から、
うちを支えてくれてきた人や。
経理のことは全部任せていた。
この人に限って、なんてことはない、
ずっとそう思っていた」
しかし顧問税理士から、
決算の際に指摘があった。
「社長、勘定科目の一部に、
長年にわたって説明のつかない処理が見受けられます。
一度、詳しく確認することをお勧めします」
当社への依頼が届いた。
■ 調査結果|「15年で、1200万円が消えていた」
調査の結果、
衝撃的な事実が明らかになった。
- 経理担当の女性社員が、
少額の現金を少しずつ抜き取る手口を
15年以上継続していた - 一回あたりの金額は1〜5万円と小さく、
年間で100万円前後だったが、
15年間で総額1200万円を超えていた - 帳簿の記録を巧みに操作し、
外部の監査でも発見されにくい形で
継続していた - 信頼から一人に任せてきた経理体制が、
発見を遅らせた最大の要因だった
「少額・長期・巧妙。
最も発見しにくい横領の手口だった」
■ 社長への報告|「あの人が、という言葉が出なかった」
報告書を受け取った社長は、
珍しく言葉を失った。
「あの人に限って、
と言おうとしたが、言えなかった。
証拠が目の前にあったから」
「父の代から支えてくれていると思っていた。
でも、その間ずっと、
こういうことが続いていたのか」
「1200万円。
うちの規模では、大きな金額や」
本人を呼び、
証拠を示した。
「最初はきっぱりと否定しました。
でも、具体的な記録を一つひとつ示していくと、
顔が青ざめていき、
やがて全てを認めました」
「少しずつ、気づかれないようにしていた。
でも、こんなに長くなるとは思っていなかった」
■ 対応と再発防止
弁護士と連携し、
被害額の返還請求・告訴の手続きが進められた。
「全額の返還は難しい状況でしたが、
分割返済の合意が成立しました」
社内の再発防止策として、
- 経理担当者の複数化
- 月次での上長による帳簿確認の義務化
- 外部監査の定期実施
が整備された。
「信頼することと、確認することは別の話や。
それを、1200万円で学んだ」
■ まとめ
→ 「あの人に限って」という信頼が、長期横領を見逃し続ける最大の要因になります。
→ 少額・長期型の横領は、発見が最も難しいタイプです。定期的な外部確認が有効です。
→ 一人に経理を任せる体制は、横領リスクを最大化します。まずはご相談ください。
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