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600万円を渡してしまった…―マッチングアプリを使った金銭詐取の全容

こんにちは。全国対応の【総合探偵事務所GriT’s】です。


■ 依頼者の背景|「寂しかったのは、本当のことだ」

依頼者は桜井市在住の70代男性。 数年前に妻を亡くし、 子どもたちは独立して遠方に住んでいる。

「一人の生活に慣れてきたつもりだったが、 話し相手が欲しいと思う夜は、正直あった」

半年ほど前、 子どもにスマートフォンの使い方を教えてもらった際に、 マッチングアプリの存在を知った。

「交際相手を探すというより、 話し相手になってくれる人がいれば、という気持ちだった」


■ 女性との出会い|「優しくて、よく気にかけてくれた」

アプリを始めて2週間ほどで、 40代とプロフィールに記載した女性からメッセージが届いた。

「最初は短いやり取りだったが、 毎日連絡が来るようになった。 体調を気にかけてくれたり、食事の写真を送ってくれたりした」

「こんなに自分のことを気にかけてくれる人が現れるとは思っていなかった」

やり取りは次第に深くなり、 アプリ外のSNSでの連絡に移行した。

「会いたいと言ったが、 『今は仕事が忙しい』『もう少し待って』という返事が続いた。 一度だけビデオ通話があったが、 画面が暗くてよく顔が見えなかった」


■ 金銭の要求|「最初は少額だった」

やり取りが始まって1ヶ月ほど経った頃、 女性から「少し困っている」という連絡が来た。

「仕事の関係でお金が必要になった。 30万円だけ、貸してもらえないか。 すぐに返す」

という内容だった。

「信頼していたから、断れなかった。 困っているなら助けたいという気持ちもあった」

振り込みを行うと、 数日後に「ありがとう」という連絡が来た。

しかし返済はなく、 1ヶ月後に再び「また困っていて」という連絡が届いた。

「最初の30万円が返ってきていないのに、おかしいとは思った。 でも、断ったら連絡が来なくなるのが怖かった」


■ 被害の拡大|「断れない状況を作られていた」

金銭の要求は、 その後も続いた。

要求の理由は毎回異なっていた。

  • 「親の入院費が必要」
  • 「仕事のトラブルで急に費用が必要になった」
  • 「あなたに会いに行くための渡航費用が必要」
  • 「一緒に始めようと思っていた投資の初期費用」

「会いに来るための費用と言われると、 断ることができなかった。 会えると思うと、送ってしまった」

「送るたびに、『もうすぐ会える』という言葉が来た。 でも、会うことは一度もなかった」

依頼者が送金した総額は、 約600万円に達していた。


■ 依頼のきっかけ|「息子に話したら、すぐに調べるように言われた」

依頼者が息子に相談したのは、 「今度こそ会いに行く費用を送ってほしい」という要求が届いた時だった。

「息子に話すのが恥ずかしかった。 騙されているとは、最後まで信じたくなかった」

「でも、600万円という金額が、 さすがに自分でもおかしいと感じ始めていた」

息子が「すぐに調べるべきだ」と言い、 当社への依頼が届いた。


■ 調査の内容

今回の調査では、

  • 女性のプロフィール情報の真偽確認
  • 連絡に使われているSNSアカウントの実態確認
  • 送金先の口座情報の確認
  • 類似の手口による被害事例との照合

を中心に進めた。


■ 調査の結果|「実在しない人物だった」

調査の結果、 以下の事実が明らかになった。

【事実①】プロフィール写真は別人のものだった

マッチングアプリ・SNSで使用されていた写真は、 海外の一般人の写真を無断使用したものだった。

「プロフィールに記載された年齢・職業・居住地は全て虚偽で、 実在する日本人女性とは確認されなかった」

【事実②】送金先の口座は転送口座だった

送金先として指定された口座は、 複数の口座を経由して資金を移動させる構造になっており、 最終的な受取人の特定が困難な状態だった。

「組織的な詐欺グループが使用する手口と一致していた」

【事実③】類似手口の被害事例

同様の手口による被害が、 全国で複数確認されていた。

「マッチングアプリを入口にし、 孤独を感じている高齢者・シニア層を標的にした 組織的な詐欺の可能性が高い」


■ 依頼者への報告|「分かっていたのかもしれない。でも、認めたくなかった」

報告書をお渡しした際、 依頼者はしばらく沈黙した後、

「分かっていたのかもしれない。 でも、認めたくなかった。 あの人との会話が、本当に楽しかったから」

と、静かに話した。

「600万円は、戻らないかもしれない。 でも、これ以上続けなくてよかった。 息子が止めてくれなかったら、まだ送っていたかもしれない」


■ 法的対応と今後の手続き

弁護士・警察への相談を並行して進めた。

  • 被害届の提出(詐欺罪)
  • 送金先口座の情報を捜査機関へ提供
  • SNSアカウントの報告・凍結申請
  • 今後の連絡への対応方針の整理

「被害額の全額回収は困難な場合が多いが、 捜査への協力・証拠の提供が、 同様の被害を防ぐことにつながる」


■ マッチングアプリを使った詐欺について

近年、 マッチングアプリを入口にした金銭詐取の被害は増加している。

特に標的になりやすいのは、

  • 配偶者と死別・離別して一人暮らしになった高齢者
  • スマートフォン・SNSの利用経験が浅い方
  • 「孤独を感じている」という心理的な状況にある方

典型的な手口の特徴として、

  • 最初は親切・丁寧なやり取りで信頼を築く
  • 「会いたい」という気持ちを利用する
  • 要求の理由を毎回変えて、断りにくい状況を作る
  • ビデオ通話を求めると「画面が映らない」「環境が悪い」と回避する
  • 送金の要求金額が少額から始まり、徐々に増加する

「少しでも『おかしい』と感じたら、 一人で判断せず、家族や専門家に相談することが重要だ」


■ まとめ

→ マッチングアプリで知り合った相手への送金は、詐欺の可能性が高いです。

→ 「本名が分からない・一度も会えていない」という状況は、詐欺の典型的なサインです。

→ ビデオ通話を避ける・送金の理由が毎回変わる、という行動パターンに注意してください。

→ 「騙されているかもしれない」と感じたら、一人で抱え込まずに家族・専門家に相談してください。まずはご相談ください。

大阪・京都・兵庫・奈良・和歌山など関西全域、愛知・岐阜・三重・静岡など東海全域で対応可能です。まずは無料相談からお気軽にご相談ください。私たち総合探偵事務所GriT’sは、ご相談者様の気持ちに寄り添い、安心できる未来のために全力でサポートいたします。

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