浮気調査

結婚10年目の不安
依頼者:女性(38歳)
対象者:夫(40歳)
依頼者であるAさんは、結婚10年目になる専業主婦。夫のBさんとは仲睦まじく過ごしていたものの、ここ数カ月、夫の行動に不審な点が増え始めたと言います。特に、以下のような状況が続いたことから浮気の可能性を疑うようになりました。
1.帰宅時間が突然遅くなり、「仕事が忙しい」という理由で夜中まで帰らない日が増えた。
2.週末にも「友人との飲み会」や「会社のゴルフコンペ」といった外出が頻繁に発生。
3.スマートフォンを常に肌身離さず持ち歩き、LINEやメールの通知があってもすぐに隠すような素振りを見せる。
4.最近、身だしなみに気を使い始め、高級ブランドの香水を購入して使うようになった。
これらの変化が気になったAさんは、友人の助言もあり、地元の探偵事務所に相談することを決意しました。
調査開始:ターゲットの行動パターンの把握
探偵事務所はまず、Bさんの1週間の行動パターンを記録するため、尾行調査を開始しました。Bさんは毎朝7時に出勤し、帰宅時間は22時以降が多いという情報をもとに、出勤時と退勤時を中心に監視を行いました。
初日、Bさんは仕事を終えたあと、駅前のバーで同僚らしき数人と飲んでいる様子が確認されましたが、不審な点は見当たりませんでした。しかし、3日目の夜、Bさんは職場とは異なる方向に移動し、あるレストランに入店。そこで若い女性と2人きりで食事をしているところを確認。密着した写真や親しげな会話の様子を押さえました。
決定的な証拠の収集
さらに調査を進める中で、Bさんが特定の曜日(木曜日)に必ず「残業」と称して外出していることが判明。その夜を狙って調査を強化しました。
ある日の夜、Bさんは仕事を終えた後、繁華街のホテルへ入る姿を確認。相手の女性も同時にホテルへ入室し、2時間後に一緒に出てくる姿を撮影しました。この女性は、Bさんの職場の部下であることが調査の過程で明らかになりました。
調査結果の報告とその後
Aさんに調査報告書と証拠写真を提出した際、彼女は涙ながらに「やっぱり…」と呟きました。これらの証拠をもとに、AさんはBさんと話し合いを行い、真実を追及しました。Bさんは最初こそ否定しましたが、探偵事務所が集めた証拠を提示されると観念し、不貞行為を認めました。
最終的に、Aさんは弁護士を通じて離婚を決意。慰謝料の請求や親権についても有利な条件で話を進めることができました。Aさんは「真実を知るのはつらかったが、これで前に進むことができる」と語り、今は新しい生活に向けて準備を進めています。
探偵のコメント
浮気調査は、依頼者の心の負担が大きい案件が多く、私たち探偵としても慎重な対応が求められます。今回のケースでは、決定的な証拠を押さえたことで依頼者が次の一歩を踏み出す支えになれたことを誇りに思います。浮気を疑ったとき、一人で悩まず専門家に相談することが、最善の解決への第一歩です。
このような形で調査が進み、依頼者の抱える問題解決に繋がるケースが多いです。